◆
鈴木秀成環境経済委員会委員長 ただいま議題となりました議案第122
号相模原市
生物多様性に配慮した自然との共生に関する条例についてにつきまして、去る9月9日に
環境経済委員会を開催し審査いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 質疑では、SDGsとの整合性や、緑地、緑化、自然との共生について、本市の目指す将来像、
基本計画の目標設定の考え方や、
市民意見の
反映方法、
生物多様性地域戦略の内容が尋ねられました。また、
生物多様性の
保全利用に対し、
特定外来生物の
周知方法と
希少野生生物の保全に向けた取り組み、里山の保全と
インフラ整備のバランスに対する見解、
保存樹林等への支援を拡充する考えが尋ねられました。 採決を行った結果、議案第122号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
環境経済委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 ただいま議題となっております議案第122
号相模原市
生物多様性に配慮した自然との共生に関する条例については、
委員長報告は可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者あり〕
○
石川将誠議長 賛成総員。 よって、議案第122号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△日程8 議案第123号 相模原市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について(
建設委員会審査報告)
△日程9 議案第126号 市道の認定について(
建設委員会審査報告)
△日程10 議案第130号
損害賠償額の決定について(
建設委員会審査報告)
○
石川将誠議長 日程8議案第123号から日程10議案第130号までの3件を
一括議題といたします。 本件に関する委員長の報告を求めます。
小野沢耕一建設委員会委員長。 〔
建設委員会委員長登壇〕
◆
小野沢耕一建設委員会委員長 ただいま議題となりました議案第123号外2件につきまして、去る9月11日に
建設委員会を開催し審査いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第123
号相模原市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、質疑では、
条例改正による効果、地区によって独自に容積率を算定する必要が生じた場合の対応などが尋ねられました。 採決を行った結果、議案第123号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 次に、議案第126号市道の認定についてでありますが、質疑では、
認定基準に満たない道路の
相談内容と課題、
所有者全員の同意がない道路への対応などが尋ねられました。 採決を行った結果、議案第126号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 次に、議案第130
号損害賠償額の決定についてでありますが、質疑では、被害の内訳、下水管の
管理方法と
再発防止策、
重点点検箇所数とその指定理由などが尋ねられました。 採決を行った結果、議案第130号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
建設委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 ただいま議題となっております議案第123
号相模原市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、議案第126号市道の認定について、議案第130
号損害賠償額の決定について、以上3件は
委員長報告は可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者あり〕
○
石川将誠議長 賛成総員。 よって、議案第123号外2件は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△日程11 議案第120号 相模原市
印鑑条例の一部を改正する条例について(
市民文教委員会審査報告)
△日程12 議案第124号
相模原市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例について(
市民文教委員会審査報告)
△日程13 陳情第6号 相模原市教職員の長時間
労働改革を求めることについて(
市民文教委員会審査報告)
△日程14 陳情第7号
土砂災害警戒区域を
市営火葬場最終候補地とした決定の再検討を求めることについて(
市民文教委員会審査報告)
△日程15 陳情第8号 国による
義務教育財源の保障、教育の
機会均等と水準の維持・向上、並びにゆきとどいた教育の実現について(
市民文教委員会審査報告)
△日程16 陳情第9号
あおり運転に対する早急な対策を求めることについて(
市民文教委員会審査報告)
○
石川将誠議長 日程11議案第120号から日程16陳情第9号までの6件を
一括議題といたします。 本件に関する委員長の報告を求めます。
小田貴久市民文教委員会委員長。 〔
市民文教委員会委員長登壇〕
◆
小田貴久市民文教委員会委員長 ただいま議題となりました議案第120号外5件につきまして、去る9月12日に
市民文教委員会を開催し審査いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第120
号相模原市
印鑑条例の一部を改正する条例についてでありますが、質疑では、旧氏を
登録印鑑とする場合の
手続方法、登録できる印鑑の
判断基準、住民票への旧氏の記載における制限などが尋ねられました。 採決を行った結果、議案第120号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 次に、議案第124
号相模原市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、質疑では、
青和学園における
義務教育学校としての施設の
整備状況、配置する
教職員数、学校名の選考経過が尋ねられるとともに、学区全体の
地域住民との連携に向けた考え、
転校児童生徒への
教育課程上の配慮の必要性などが問われました。関連して、本市の
小中一貫教育における
義務教育学校の位置づけ、既存の小中学校との整合性、9年間を見通した
カリキュラム編成の考えが問われました。 採決を行った結果、議案第124号については、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 次に、陳情第6
号相模原市教職員の長時間
労働改革を求めることについてでありますが、質疑では、
定時帰宅日を設けることに対する見解などが問われました。 採決を行った結果、陳情第6号については、賛成する者がなく、不採択とすべきものであると決しました。 次に、陳情第7
号土砂災害警戒区域を
市営火葬場最終候補地とした決定の再検討を求めることについてでありますが、質疑では、平成29年度の
地質調査における評価、
地域住民の意見や要望の内容が尋ねられました。 採決を行った結果、陳情第7号については、賛成する者がなく、不採択とすべきものであると決しました。 次に、陳情第8号国による
義務教育財源の保障、教育の
機会均等と水準の維持・向上、並びにゆきとどいた教育の実現についてでありますが、質疑の後、採決を行った結果、
出席委員総員の賛成により採択すべきものであると決しました。 次に、陳情第9
号あおり運転に対する早急な対策を求めることについてでありますが、質疑の後、討論では、
あおり運転の取り締まりに関しては、海外において、より厳しい罰則を科している事例があること、また、国においても新たな違反類型を設けるなど、厳罰化の方向で検討を始めている状況にあることから、国に意見書を提出するべきとの
賛成討論がなされました。 採決を行った結果、陳情第9号については、
出席委員総員の賛成により採択すべきものであると決しました。 以上で
市民文教委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議事の整理上、採決を区分して行います。 ただいま議題となっております議案第120
号相模原市
印鑑条例の一部を改正する条例について、議案第124
号相模原市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例について、以上2件は
委員長報告は可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者あり〕
○
石川将誠議長 賛成総員。 よって、議案第120号外1件は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております陳情第6
号相模原市教職員の長時間
労働改革を求めることについて、陳情第7
号土砂災害警戒区域を
市営火葬場最終候補地とした決定の再検討を求めることについて、以上2件は
委員長報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者なし〕
○
石川将誠議長 賛成なし。 よって、陳情第6号外1件は不採択とすることに決しました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第8号国による
義務教育財源の保障、教育の
機会均等と水準の維持・向上、並びにゆきとどいた教育の実現について、陳情第9
号あおり運転に対する早急な対策を求めることについて、以上2件は
委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
石川将誠議長 御異議なしと認めます。 よって、陳情第8号外1件は採択することに決しました。
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△日程17 議案第128号 令和元
年度相模原市
一般会計補正予算(第2
号-総務、民生、
環境経済、建設、
市民文教委員会審査報告)
△日程18 議案第129号 令和元
年度相模原市
自動車駐車場事業特別会計補正予算(第1号-
建設委員会審査報告)
○
石川将誠議長 日程17議案第128号、日程18議案第129号、以上2件を
一括議題といたします。 本件に関する各委員長の報告を求めます。
渡部俊明総務委員会委員長。 〔
総務委員会委員長登壇〕
◆
渡部俊明総務委員会委員長 ただいま議題となりました各補正予算案件のうち、
総務委員会の所管にかかわる部分につきまして、去る9月6日に開催した委員会での審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算の本委員会所管部分について、質疑の主な点を申し上げます。 広報費では、シビックプライド向上事業に関して、さがみはらファンサイトの内容と創設の目的、他のPR手法との違いや費用対効果が尋ねられました。 企画費では、SDGs推進事業に関して、当初予算による執行と補正予算との関連性、目標達成に向けた普及啓発の取り組みが尋ねられるとともに、民間事業者との連携に対する考えが問われました。 情報システム費では、行政事務情報化経費に関して、AIを利用した対話型案内サービスの実証実験の評価が尋ねられるとともに、サービス分野の拡大や多言語対応への考えが問われました。 防災対策費では、避難場所等整備事業に関して、国や県の補助制度の有無、避難所看板の掲載内容と市民への
周知方法、ハザードマップ等との記号の整合性が尋ねられました。 非常備消防費では、消防団活動費に関して、補助金交付の経緯、チェーンソーの取り扱いに対する資格の必要性が尋ねられました。 消防施設費では、津久井消防署整備事業に関して、移転先の選定理由と施設の特徴、周辺道路や積雪時等の安全対策が尋ねられました。 採決を行った結果、議案第128号
一般会計補正予算の本委員会所管部分は、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
総務委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 後田博美民生委員会委員長。 〔
民生委員会委員長登壇〕
◆
後田博美民生委員会委員長 ただいま議題となりました各補正予算案件のうち、
民生委員会の所管にかかわる部分につきまして、去る9月10日に開催した委員会での審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算の本委員会所管部分について、質疑の主な点を申し上げます。 社会福祉総務費では、慰霊塔維持管理費に関して今後の修繕予定が、障害者福祉費では、障害者就労支援事業に関して実態調査の内容、一般就労への移行率、企業の理解や協力を進めるための取り組みが尋ねられるとともに、障害者雇用日本一への考えが問われました。 老人福祉費では、介護人材確保定着育成事業に関して、入門的な研修を実施する理由、研修時間の短縮による就労への影響が、特別養護老人ホーム等定期借地権設定一時金支援事業補助金に関して、未利用国有地を活用することとなった経緯、事業者選定の基準が尋ねられました。 児童福祉総務費では、児童福祉事務運営費に関して、市ホームページに掲載する内容、民間サイトとの違い、事業を開始する理由が、児童相談所運営費に関して、緑区合同庁舎への移設による効果、テレビ会議システムの導入目的が、一時保護所運営費に関して、一時保護を必要とする被虐待児童数の推移、委託事業所の選定方法、今後見込まれる費用と人員体制が尋ねられました。 教育保育施設費では、教育・保育施設等助成費に関して、幼児教育・保育の無償化後の副食費の徴収額や、市独自の負担軽減に対する考えが尋ねられました。 幼稚園費では、私立幼稚園支援保育事業補助金に関して、補正予算を計上した経緯、申請園数と補助実績が尋ねられました。 採決を行った結果、議案第128号
一般会計補正予算の本委員会所管部分は、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
民生委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 鈴木秀成環境経済委員会委員長。 〔
環境経済委員会委員長登壇〕
◆
鈴木秀成環境経済委員会委員長 ただいま議題となりました各補正予算案件のうち、
環境経済委員会の所管にかかわる部分につきまして、去る9月9日に開催した委員会での審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算の本委員会所管部分について、質疑の主な点を申し上げます。 農業振興費では、有害鳥獣駆除等対策事業に関して、捕獲する猿の目標頭数、農作物の被害状況、野生鳥獣の住宅地への侵入を防ぐ取り組みが尋ねられました。 ふるさと観光費では、観光宣伝事業費に関して、プロモーション動画を作成する理由、想定される広告効果が尋ねられました。 公園整備費では、スポーツ・レクリエーションゾーン整備事業に関して、整備される施設の内容と防災機能、米軍との共同使用区域内に整備することによる制約が尋ねられるとともに、今後の市全体のスポーツ施設の利用見通しと配置のあり方が問われました。 採決を行った結果、議案第128号
一般会計補正予算の本委員会所管部分は、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
環境経済委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 小野沢耕一建設委員会委員長。 〔
建設委員会委員長登壇〕
◆
小野沢耕一建設委員会委員長 ただいま議題となりました各補正予算案件のうち、
建設委員会の所管にかかわる部分につきまして、去る9月11日に開催した委員会での審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算の本委員会所管部分について、質疑の主な点を申し上げます。 道路新設改良費では、道路改良事業に関して、補正予算を計上した理由と事業スケジュール、社会資本整備総合交付金を充当した理由が尋ねられました。 都市計画総務費では、相模原駅周辺まちづくり推進事業に関して、市民アンケートの規模と対象者、コンセプト案への
市民意見の
反映方法と、その後のスケジュールが尋ねられました。バス路線維持確保対策事業に関して、補正予算を計上した理由、
利用促進に向けた市民への周知や、バス事業者との連携内容が、駅周辺施設維持管理費に関して、伊勢丹相模原店閉店に伴う迂回路の使用期間、指定管理業務における防犯業務の位置づけ、継続的な歩行者動線の確保に対する考えが尋ねられました。 自転車対策費では、各自転車駐車場等管理運営費に関して、消費税増税による影響が尋ねられました。 採決を行った結果、議案第128号
一般会計補正予算の本委員会所管部分は、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 次に、議案第129号令和元
年度相模原市
自動車駐車場事業特別会計補正予算についてでありますが、質疑の後、採決を行った結果、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
建設委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 小田貴久市民文教委員会委員長。 〔
市民文教委員会委員長登壇〕
◆
小田貴久市民文教委員会委員長 ただいま議題となりました各補正予算案件のうち、
市民文教委員会の所管にかかわる部分につきまして、去る9月12日に開催した委員会での審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算の本委員会所管部分について、質疑の主な点を申し上げます。 男女共同参画費では、人権啓発経費に関して、人権に関する条例の特徴と制定時期、庁内検討のための組織体制、人権施策審議会における検討内容が尋ねられるとともに、条例制定に向けたアドバイザー選定と活用の考え、救済機関設置の認識が問われました。 斎場費では、仮称新斎場整備事業に関して、
基本計画作成における土砂災害対策の検討内容、
土砂災害警戒区域内に建設することの
判断基準、
地域住民等からの意見、繰越明許費とした理由が尋ねられるとともに、関連して、自主的な環境アセスメントや大規模事業評価の内容と時期が尋ねられました。 事務局費では、スクールバス運行等事業に関して、購入台数と運行スケジュール、住民利用の可否、乗車定員を超えた場合の対応が、一般事務費に関して、青根小中学校の閉校記念事業の内容が尋ねられました。 教育指導費では、海外帰国及び外国人児童生徒教育推進事業に関して、小型翻訳機の導入理由と配置基準が尋ねられました。 採決を行った結果、議案第128号
一般会計補正予算の本委員会所管部分は、
出席委員総員の賛成により可決すべきものであると決しました。 以上で
市民文教委員会の
審査報告を終わります。
○
石川将誠議長 ただいまの各
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 21番
長谷川くみ子議員。 〔21番議員登壇 拍手〕
◆21番(
長谷川くみ子議員) 颯爽の会の
長谷川くみ子です。議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算第2号に対し、賛成の立場で意見を申し上げます。 初めに、市長にとって最初の政策的経費の予算編成と解される部分に関連して申し上げます。 市長が公約にも掲げ、今回、補正が組まれたシビックプライド向上事業と、SDGs推進事業という2つについては、従来型の所管する担当部局、担当課でというだけではない、柔軟で重層的な行政の取り組みが加わらなければ、市民にとって共有でき、納得できるものとはなりにくいと考えます。あわせて、今年度までを計画期間とする部門別計画は、法定計画も含めて25本以上が見直しの過程にあることも見る必要があります。相模原市総合計画基本構想は、前年までの踏襲をベースに6月に議決していますが、ガバナンスの考え方が変わったことを反映できる計画としていくことが市民の求めるところであり、市長が所信表明で述べられた、変えなければいけないところは変えていくことで、住んでよかった相模原市になるようにとの考え方が、さまざまな計画にも反映されていくことは重視されるべきです。そして、各種計画の策定見直しとSDGs推進事業、シビックプライドの向上という政策的方向性は切り離せないものです。ばらばらではなく、一体的な市の取り組み姿勢が反映できるような考え方と行政組織のあり方が求められます。 シビックプライド向上事業の施策化に際し、所管課と縦のラインだけではなく、部局横断的、かつ柔軟な視点で個別施策課題を見渡し、チェックできることが必要です。6月の所信表明で、市長が日本一子育てしやすいまちを目指してと述べられましたが、まさに市民がそう感じたとき、その人にとって相模原市はシビックプライドを持てる市になると想像します。市民が直面する医療、納税、学校、子育て、介護、さまざまな課題に対する市の施策と解決姿勢に市民が納得と安心を得られたとき、愛着と誇りが持てることを認識し、それぞれの施策の現場で市民に向き合う職員自身がシビックプライドを持って課題解決の仕事に向き合っていること、風通しよく柔軟に仕事ができる環境であることも大切です。こうした条件を踏まえて、シビックプライド向上事業の窓口となる担当課が形にできるという認識と道筋を押さえた事業にしていただくことが重要と考えます。 SDGs推進事業についても、市民にとって、シビックプライドの向上と矛盾せずに、個別の施策、課題をどう持続可能な、また、その目標とする姿に照らして検証し、実施できているかという視点が不可欠です。代表質問では、エネルギーと気候変動などに関連する分野で、再生可能エネルギーとエネルギー自給率について目標を持つことを提案しました。この分野でも、環境
基本計画を初め、地球温暖化対策実行計画や、
生物多様性に配慮した自然との共生に関する条例に基づく
基本計画など、さきに述べた、いわゆる計画ものの多くが見直し過程や策定過程にあります。類似の計画の整合性を図り、市民に見える化するとともに、実効性あるものとして、SDGsの具体的な体現としてもわかるようにしていただきたいと思います。9月20日、グローバル気候マーチが世界で開催され、日本では26都市で行われたと報道されました。2050年までに、再生可能エネルギーへの100%移行を求めています。市としても、できることからまず始めるという姿勢を、再生可能エネルギーへの転換やエネルギー自給などで年度や目標値をわかりやすく示し、市民と共有できる施策とするよう重ねて求めます。 次は、不公平と思える利用料を負担しながら長く市外の斎場を利用されてきた、市民にとっても待たれる仮称新斎場整備事業についてです。
基本計画の作成等を行う経費が計上されています。最終候補地という青山については、今も候補地ありきではないかとの懸念を持ち、安全を疑問視する市民がいます。最終候補地の青山グラウンドが
土砂災害警戒区域の指定を受けており、一部が特別警戒区域に指定されていることも否定できないところです。
地質調査の報告書を読みました。南山上部は、大分県中津市で昨年4月に死者も出る惨事となった斜面崩壊の地層と同じ溶結凝灰岩の地層ではあるものの、その下部に10メートルを超える関東ロームの地層が見られ、ここには上部から崩落した土砂は確認できないとし、十数万年前の大規模崩落以降、大規模な斜面崩壊は起きていない、起こる可能性はかなり小さいとしています。 多死社会を迎えつつある中で、既に斎場利用件数が年間6,000件に迫ろうとし、将来的には9,000件を超えると予想され、古淵の斎場のキャパを超えることや、老朽化による改修を迫られることも想定され、仮称新斎場は全市的な市民利用に供される施設であることを前提に検討されるべきです。今は、地元で説明を受けている市民と関心を持つ市民のほかは、候補地についてほとんど知られていませんが、今後は広く周知も必要です。最終候補地が適地であると納得、説明できる根拠が、より客観的に必要と考えます。最終候補地に至る前の3カ所、特に津久井広域道路からの距離という全市的な利用を考えたときに、利便性が高いと思われる土沢北との比較において、概算造成費と概算用地費の比較以外にも考えられる道路の整備費、交差点改良などの周辺環境整備にかかる費用、冬場の積雪に対する対策の費用、樹木の伐採費用、切土のり面に対する植生吹きつけ工事費用や、砂防堰堤を設置した場合など、イニシャルコストとランニングコストのトータルの試算を示していただき、比較検討ができるようにしていただくことを求めます。一度建設されたら、未来永劫、市民が使い続けていくものとして、慎重かつ丁寧な対応を要請します。 次に、津久井消防署整備事業について、代表質問でも指摘しましたが、交通事故が現実に起きていることを踏まえると、緊急車両の出退場と交差点の安全確保について、一体的に安全対策を講じる検討がなされるのが妥当ではないでしょうか。回転灯や音声による注意喚起で不安が払拭できるのか、過去の事故の状況を検証することも含めて、想定できるリスクに対しては万全を期していただくよう求めます。 次に、相模総合補給廠共同使用区域のスポーツ・レクリエーションゾーン整備事業についてです。 この事業は、計画段階は環境共生部の公園課が、工事完成後の主な所管は教育委員会のスポーツ課に変わります。この点で、計画と実際の施設の配置、イニシャルコストとランニングコストの妥当性など共有し、課題が認識されているのか、十分な検証を求めます。スポーツ振興計画、さがみはらスポーツドリームプランでは、スポーツ施設の配置のあり方、考え方などは触れられておりません。今後、所管となるスポーツ課として、改めてどのように将来人口動態を見て軟式野球場や他のスポーツ施設を配置していくか、計画見直しに当たり施設配置についても記載し、全市的な配置のあり方をランニングコストなどとともに示していただくよう求めます。 最後に、児童相談所運営費と一時保護所運営費についてです。 一時保護所の定員超過の状況は、市が自前で保護所を開設した当初から続いてきていること、2014年度以降は毎年100名以上の子供を外部に頼んできたことも、改めて委員会の審査で示されました。今回、補正で提案をされましたが、恒常的に外部に委託する事態が起きた早い段階で、市として、抜本的に保護所の増設や体制の再編など、機能の分散化も含めて、全庁的な課題として検討し、提案されるべきではなかったかと悔やまれます。現場の苦悩が置き去りにされてきたのではないかと疑念さえ抱かせます。短期、中期的に民間に委託せざるを得ないという児童相談所の判断に理解はしますが、質を確保できる条件と、透明性、公平性、何より子供にとっての最善を担保できるよう公募することなど、改めて求めます。さらに、長期的には、DVと子供の虐待事案の複合的事例の顕在化、増加の中で、市として保護所の増設や必要な体制整備について、児童相談所の機能分散とあわせて、重点的な政策課題として早急に取り組まれることを強く求め、以上、討論といたします。(拍手)
○
石川将誠議長 他に討論はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 ただいま議題となっております議案第128号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算、議案第129号令和元
年度相模原市
自動車駐車場事業特別会計補正予算、以上2件は
委員長報告は可決であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者あり〕
○
石川将誠議長 賛成総員。 よって、議案第128号外1件は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
○
石川将誠議長 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長。 〔市長登壇〕
◎
本村賢太郎市長 議員の皆様におかれましては、大変お疲れのところ、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。 これまで、相模原市教育行政の発展に尽くしてこられました野村教育長が、本日をもちまして任期満了により退任されることになりました。野村教育長は、平成27年に施行された地方教育行政制度改革による新教育長として、平成28年10月からの3年間、教育委員会を代表し、子供たち一人一人の教育的ニーズに応じた心温かい施策を実施されるなど、本市の教育行政に御尽力いただきました。平成29年には、給付型奨学金制度を創設して、経済的理由から高等学校等への修学が困難な生徒を幅広く支援し、平成30年には学力保障推進事業を開始して、子供たちの基礎学力の定着や、学習意欲の向上を図られました。また、市内の全小中学校の普通教室へのエアコンの設置を完了させたほか、
英語教育、プログラミング教育の先進性を持った推進など、学習環境の充実にも努められました。さらに、今年度は、本市で初の試みとなる学校における医療的ケアを実施するとともに、夜間中学の開設に向けた取り組みを推進されました。 私が市長に就任した4月以降は、野村教育長とは、学力向上を初め、子供の貧困や人権問題、いじめや不登校に関することなど、さまざまな教育課題について意見を交換してまいりました。中でも、子供たちが優しく、たくましく育ち、郷土相模原で、世界で羽ばたくこと、そして、本市が教育の力で選ばれる都市になってほしいという考えには、私も心から賛同した次第です。その熱い思いをしっかりと引き継ぎ、今後の市政運営に生かすことをお誓いするとともに、この場をおかりしまして、これまでの多くの功績に感謝を申し上げます。 なお、議長におかれましては、貴重なお時間をいただきまして恐縮に存じますが、後ほど野村教育長からのお礼の挨拶の機会をいただきたく、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。 以上をもちまして、野村教育長の退任の紹介とさせていただきます。ありがとうございました。
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石川将誠議長 ここで、野村教育長の御退任に当たり、市議会を代表いたしまして、一言、御挨拶を申し上げます。 野村教育長におかれましては、本日をもちまして御退任されるわけでございますが、新教育委員会制度における初の事務職から選任された教育長として、本市の教育並びに市政発展のために御尽力を賜り、まことにありがとうございました。 就任当初から、全ての小中学校に出向き、学校長と意見交換を積極的に行うなど、一貫した現場重視の姿勢を貫き、学力保障や不登校など、大きな課題を真正面から受けとめ、その解決に向け、強いリーダーシップを発揮していただきました。また、子供の貧困対策に着目し、こども・若者未来局との連携を重視されておられました。1期3年という限られた期間ではございましたが、給付型奨学金の創設、学力保障推進事業の開始、学校運営協議会、いわゆるコミュニティ・スクールの導入、
小中一貫教育基本方針の策定、全小中学校普通教室への空調設置の完了など、数多くの教育改革を実施してまいりました。これらの取り組みは、本市の教育行政の力強い礎となり、輝かしい将来につながるものだと確信しております。市議会といたしましても、野村教育長の御苦労に対しまして、心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げる次第でございます。 御退任後も、まだまだ御多忙な日々が続くと思いますが、どうか御自愛されまして、ますます御活躍されますよう御祈念申し上げますとともに、引き続き本市の教育と市政発展のため、御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。大変ありがとうございました。 それでは、ここで教育長の発言を許します。教育長。
◎野村謙一教育長 議員の皆様には、お疲れのところ、貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございます。退任に当たりまして、一言お礼の言葉を申し述べさせていただきます。 ただいま本村市長、石川議長より、私に対しまして過分なお言葉を頂戴いたしました。大変恐縮しております。 自身を振り返りますと、平成28年3月に職員として退職するまで、職務として最も長くかかわりましたのは相模大野の再開発で12年、その後、行政組織の改革を担当、政令指定都市の担当部長、南区長、
都市建設局長として、相模原市の成長に本当に微力ながらかかわってまいりました。その後、平成28年10月に教育長として任命を受けまして、この3年間、学校教育の分野では、未来をつくる子供たちを育むためのさまざまな施策について、市長部局と連携をして取り組んでまいりました。また、スポーツ振興に向けましては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに出場するブラジル、カナダチームの事前キャンプの誘致や、ホームタウンチームの支援の強化、連携の強化、そして、そのほか社会教育の分野では、麻溝、清新地区における機能拡充した新たな公民館の開設などに取り組んでまいりました。 教育分野で経験のない私のもとで、こうした多くの取り組みが実現しましたことは、何より教育委員会の職員、そして学校、市長部局、地域など、多くの皆様の努力と、また、議会の皆様の御理解とお力添えがありましてできたことでございます。この場をおかりして、心より感謝の意を表したいと存じます。 本日、退任を前にして思いますことは、この3年間の職を通じまして、私自身が人として多くのことを学ばせていただいたことへの感謝、そして市におけるまちづくりも、教育も、市長部局、教育委員会、その他執行機関を初め、地域、市民、そして議会が目指す姿を共有して、一体感を持って取り組みを進めることが大事であるということでございます。そうした中で、誇れるまち、選ばれる都市への施策が生まれ、その実現が、市長が掲げるシビックプライドの醸成につながると考えています。 最後になりますが、この相模原市が都市の魅力と、また、人に優しいまちとして、さらに発展いたしますことを心から願いますとともに、議員の皆様方、そして本村市長を初め、職員の皆様方の御活躍と御健勝をお祈り申し上げまして、私の退任の挨拶とさせていただきます。皆さん、まことにありがとうございました。(拍手)
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石川将誠議長 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。 次回の本会議は、10月2日午前9時30分より開くことにいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午前10時41分 散会...